「大雪山」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「大雪山」の読み方とは? 読み方

この記事では、「大雪山」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「大雪山」の正しい読み方は「たいせつざん」または「だいせつざん」

北海道にある「大雪山」は、二通りの読み方が登録されており「たいせつざん」と読む場合と「だいせつざん」と読む場合があります。

「大雪山」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「大雪山」は、それぞれの漢字を音読みで「大(だい・たい)」「雪(せつ)」「山(ざん)」と読みますが、読み方を知らなければ訓読みで「おおゆきやま」と読んでしまいがちです。

また「大雪山国立公園」「だいせつざん」と読みますが、国土地理院は「たいせつざん」と読むなど厳密に読み方が分かれているため、「だ」「た」の読み分けが難しい場合もあります。

「大雪山」について説明

「大雪山」は北海道中央部の上川郡の一帯にある山々の呼称です。

道内最高峰の旭岳をはじめ、北鎮岳、愛別岳など標高2000m級の山が複数連なって形成される一群の山岳を指します。

また、狭義には旭岳、北鎮岳などが集まる山群を「表大雪」「大雪山」と呼び、表大雪と「北大雪」「東大雪」「十勝岳連峰」の4つの山群を「大雪山系」と呼び分けることもあります。

「大雪山」は高緯度な場所にあるために気候が厳しく、夏でも万年雪がみられるほど低い気温を記録します。

一方、山々の連なりがなだらかで領域が広く、豊かな自然にはさまざまな動植物がみられるのが特徴です。

一帯は大雪山国立公園に属し、国の特別天然記念物にも指定されています。

「大雪山」の言葉の由来

「大雪山」という言葉の由来については諸説があります。

アイヌの先住民が旭岳にあたる山岳を「ヌタプカウシペ」と呼ぶなど、アイヌの名前は存在していましたが、アイヌ以外の呼称は大正時代に研究者らによって選定されました。

その後、ジャーナリストで鳥取県出身の松原岩五郎が、その山々の外観がなだらかで故郷の大山(だいせん)をほうふつさせるとして「大山」「雪」を含めた「大雪山」と命名した、といわれています。

まとめ

「大雪山」「たいせつざん」または「だいせつざん」と読みます。

「おおゆきやま」と読まないようにしましょう。

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