この記事では、「天智天皇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「天智天皇」の正しい読み方は「てんじてんのう」
「天智天皇」は人名で、正しい読み方は「てんじてんのう」です。
「天智天皇」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「天智天皇」の「智」の文字は、一般的には「ち」と読みます。
そのため、「てんちてんのう」と読んでしまう間違い方が多く見られます。
また、「てんぢてんのう」と表記してしまう場合もあります。
現代語の表記では、一般的に、前の音が同じ場合にしか「ぢ」を使わないので(ちぢむ、など)気をつけたい間違いです。
「天智天皇」について説明
天智天皇は、飛鳥時代に在位していた、日本の天皇です。
即位する前に使っていた中大兄皇子という名前で広く知られています。
代表的な行動に、中臣鎌足と協力して、当時の日本の最有力者であった蘇我入鹿を暗殺し、権力をわがものにした「乙巳の変(いっしのへん)」があります。
邪魔者を倒し好きに振る舞えるようになった中大兄皇子は、自分の母親である当時の天皇・斉明天皇に、自分の弟へと天皇の座を譲位させます。
そして自らは裏から政治を操るようになります。
その後、「大化の改新」と呼ばれる一大政治改革や、友好国である百済(くだら)を支援するための「白村江の戦い」を起こしました。
実際に自分が天皇に即位したのは、蘇我入鹿を倒してから二十年近くあとのことです。
しかし、在位から二年程度で亡くなってしまいました。
ほとんどの期間は裏側から日本を司っていたことになります。
まとめ
「天智天皇」の読み方は「てんじてんのう」で、間違いやすい読み方には「智」を「ち」と読んでしまう「てんじてんのう」があります。
天智天皇は飛鳥時代の日本の天皇の一人で、即位以前の「中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)」という名前で行った、乙巳の変や大化の改新で有名な人物です。