「天竺」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「天竺」の読み方とは? 読み方

この記事では、「天竺」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「天竺」の正しい読み方は「てんじく」

「天竺」「てんじく」と読みます。

これは「天」の音読み「テン」「竺」の音読み「ジク」を組み合わせた読み方になります。

「天竺」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「天竺」は固有名詞であり、誰もがよく知っている言葉ではありません。

また、漢字の「竺」は見たことがなければ正しく読むことが難しい漢字です。

もし「天竺」の読み方を知らなければ、「竺」「二」が付くことから「てんに」と読んだり、「竺」「笠」に似ていることから「てんかさ」と読んだりすることが考えられます。

「天竺」について説明

「天竺」はインドを意味する古い呼び方です。

インダス川を意味するサンスクリット語の音に合わせて「天竺」の漢字があてられ、インド方面を「天竺」と呼ぶようになりました。

ちなみに漢字の「竺」はたけかんむりと「二」で構成されており、物が重なって厚みがあることを意味しています。

また、「天竺」はインド方面を指すだけではなく「外国の」「舶来の」という意味を持つ接頭語として使われることが多くなっています。

たとえば綿織物の「天竺木綿」はインドで生産されているためにそう呼ばれるようになりました。

また、ペット用の小動物で知られるモルモットはテンジクネズミの一種ですが、インドあるいは遠方から持ち込まれたという意味でそのような名前が付けられたといわれています。

「天竺」は少し難しい言葉ではありますが、物語「西遊記」の中で僧侶とその仲間が中国から「天竺」を目指して旅をしていたことで知った人も多いでしょう。

まとめ

「天竺」「てんじく」と読みます。

正しい読み方を覚えておきましょう。

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