この記事では、「奉り」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「奉り」の正しい読み方
「奉り」の正しい読み方は「まつり・たてまつり」です。
「まつ(り)・たてまつ(り)」共に訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「奉り」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「奉り」は「たたり」「ほこり」などと間違って読まれることがあります。
「奉り」について説明
「奉り」の意味は以下の通りです。
「まつり」と読む場合、「やること」「おくること」「飲食すること」「申し上げること」の謙譲語という意味です。
「たてまつり」と読む場合、「やること」「おくること」の謙譲語、または軽んじて言う語、「形式的に高い地位に就けて、敬意を払ったことにすること」という意味です。
「奉り」は動詞「奉る」の連用形、または連用形が名詞化した言葉で、言葉の意味は「奉る」と同じになります。
「奉り」の言葉の由来
「奉り」の「奉」という漢字は、「草木が茂っている様子」「両手」「5本の指のある手」の象形で、「両手を寄せて物をささげる」という意味で使われる様になりました。
「まつり」という読みかたは「目上の人にものを献上する」という意味の言葉が語源で、ここから「奉り」「祭り」「祀り」などの言葉が派生していきました。
奈良時代には「まつり」と読まれていましたが、平安時代になると「たてまつり」という読み方もされる様になったとされています。
まとめ
今回は「奉り」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。