「奉公」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「奉公」の正しい読み方と意味について解説します。
「奉公」の正しい読み方は「ぶぎょう」と「ほうこう」どちら
「奉公」という言葉の読み方として「ぶぎょう」と「ほうこう」の2つを考えつきます。
「ぶぎょう」と「ほうこう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「奉公」の正しい読み方は「ほうこう」です。
「奉」には「供奉」【ぐぶ】「奉納温泉」【ぶのうおんせん】など「ぶ」という読み方と、「奉仕」【ほうし】「奉納」【ほうのう】など「ほう」という読み方があります。
「公」は「公開」【こうかい】「公園」【こうえん】など「こう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる読み方のうち「ほうこう」が「奉公」の正しい読み方です。
「ぶぎょう」と読むのは「奉行」と書く全く別の言葉です。
「奉公」の意味
「奉公」とは、「仕えて働くこと」を意味する言葉です。
本来は国や自治体など公に仕えて働くことを意味する言葉でしたが、仕えて働くことから転じて「主君や雇い主など主となる人の下で働くこと」という意味で使われています。
給料や待遇など自分のためではなく仕えている主のため、あるいは社会正義など多くの人のために惜しみなく働くというニュアンスを含む言葉です。
利益のために働く様子に対して「奉公」とはいいません。
「奉公」の言葉の使い方や使われ方
・『長年の方奉公が報われた』
・『奉公先の主に目をかけられる』
・『御恩に対して奉公で報いる』
まとめ
「奉公」は「ぶぎょう」ではなく「ほうこう」です。
封建的な表現であり現在ではほとんど使われていませんが正しい読み方と意味を知っておきましょう。