「完済」という言葉は何を意味しどう読むと正しい読み方になるのでしょうか。
今回は、「完済」の正しい読み方と意味について解説します。
「完済」の正しい読み方は「かんさい」と「かんずみ」どちら
「完済」という言葉の読み方として「かんさい」と「かんずみ」が考えられます。
「かんさい」と「かんずみ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「完済」の正しい読み方は「かんさい」です。
「完」は「完成」【かんせい】「未完」【みかん】など「かん」と読みます。
「済」は「決済」【けっさい】「弁済」【べんさい】など「さい」と読むほか、「使用済」【しようずみ】「検査済」【けんさずみ】など「ずみ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「かんさい」と「かんずみ」の2つのうち「完済」の正しい読み方は「かんさい」です。
「完済」の意味
「完済」とは、「しゃっきんなどをすべて支払い終わること」を意味する言葉です。
借金を全額返し終えたり分割払いを満額支払ったりなど、支払わなくてはいけない金額をすっかり支払って残額がない状態になることを表します。
一般的には借金を完全に返済するという意味で使われることが多く、支払いに苦労するぐらいかさんでいた借金をきれいに返し終わることに対して用いる表現です。
全ての返済を終えたことを表す言葉なのでわずかな金額でもまだ借金が残っている状態は「完済」ではありません。
「完済」の言葉の使い方や使われ方
・『莫大な借金を完済する』
・『完済まであと5万円だ』
・『順調にいけばローンを完済できるのは60歳頃だ』
まとめ
「完済」は「かんさい」が正しい読み方で「かんずみ」と読むことはありません。
常識レベルの言葉なので借金の有無にかかわらず正しい読み方と意味を知っておきましょう。