「官能」という言葉にはどのような意味があり何という読み方で読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「官能」の正しい読み方と意味について解説します。
「官能」の正しい読み方は「かんのう」と「かんどう」どちら
「官能」という言葉の読み方をそれぞれの漢字の読みを当てはめて考えてみると「かんのう」と「かんどう」の2つが浮かびます。
「かんのう」と「かんどう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「官能」の正しい読み方は「かんのう」です。
「官」は「官憲」【かんけん】「係官」【かかりかん】など「かん」と読みます。
「能」は「能力」【のうりょく】「有能」【ゆうのう】など「のう」と読むほか、1字で「どう」とも読みます。
それぞれの読み方を組み合わせてできる「かんのう」と「かんどう」の2つのうち「官能」の正しい読み方は「かんのう」です。
「官能」の意味
「官能」とは、「感覚器官が働くこと」を意味する言葉です。
動物の体にある刺激を受容し知覚する器官を感覚器官といいます。
外部からの刺激を感じとり反応する官能器官によって生じる感覚を指す言葉が「官能」です。
本来は目でものを見たり鼻で匂いを嗅いだりなど感覚全般を表す言葉ですが、一般的には興奮を呼び起こすような性的刺激を表す意味で用いられています。
「色事」や「情欲」と似たような意味で使われますが文学的なニュアンスを含む上品な言い方です。
「官能」の言葉の使い方や使われ方
・『官能的な映像が評価された映画』
・『官能小説を出版する』
・『めくるめく官能の世界に溺れる』
まとめ
「官能」の正しい読み方は「かんのう」で「かんどう」とは読みません。
あまり日常会話では使いませんが正しい読み方と意味を知っておきましょう。
