「寄贈」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「寄贈」の正しい読み方と意味について解説します。
「寄贈」の正しい読み方は「きそう」と「きぞう」どちら
「寄贈」という言葉は「きそう」と「きぞう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「寄贈」の正しい読み方は「きそう」と「きぞう」の両方とも正しい読み方として使われています。
一般的には「きぞう」と読まれることの多い言葉ですが辞書で調べてみるの「きそう」という読み方も正式な読み方として認められています。
「寄贈」の「贈」には「ぞう」という読み方がありますが「贈」という漢字単独で「そう」と読むことはなく「きそう」という読み方は例外的なものです。
「寄贈」の意味
「寄贈」とは、「金銭や物品などを人に贈り所有権を引き渡すこと」を意味する言葉です。
価値のある品物や金銭などを贈るときに使う言葉で、非公開のやりとりではなく広く世間に公開する形でのやりとりに対して用いる表現です。
公共団体や公益団体など多くの人が恩恵に預かる組織や場所に品物や金銭を引き渡す際に使われることが多く、渡す相手が個人である場合には用いません。
学校や病院、寺や公園など私人による施設であっても公共的な性質が強い場合には品物や金銭を引き渡すことを指して「寄贈」と表現します。
一方的に引き渡すだけであり対価や見返りを求めての行為ではありません。
「寄贈」の言葉の使い方や使われ方
・『図書館に本を寄贈する』
・『公園に有志団体から銅像が寄贈された』
・『美術館に美術作品を寄贈する』
まとめ
「寄贈」は「きそう」と「きぞう」のこちらも正しい読み方で意味も同じです。
使い分ける基準はほとんどなく発音しやすさなど感覚的に使い分けられているだけなのであまり細かく考える必要はありません。