この記事では、「寸前」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「寸前」の正しい読み方は「すんぜん」と「すんまえ」どちら
「寸前」の「寸」は、音読みで「スン」、「ソン」、訓読みで「き」、「わず(か)」と読みます。
また「前」は、音読みで「ゼン」、「セン」、訓読みで「まえ」、「さき」となります。
「寸」と「前」を音読みにすると、「すんぜん」と読むことができます。
一方、「寸」を音読み、「前」を訓読みにすると、「すんまえ」になりますが、この読み方ではないようです。
正しい読み方の結論
「寸前」の正しい読み方は「すんぜん」です。
「前」は「まえ」とも読めますが、「寸前」の場合は「ぜん」と読みます。
「寸前」は「すんまえ」ではなく、「すんぜん」と読むようにしましょう。
「寸前」の意味
「寸前」とは、ある物事のわずかに少し手前、ほんの一瞬前のことを言います。
「寸前」の「寸」は、「長さ」、「寸法」、「ごくわずか」、「少し」などを意味しています。
また「前」は、「まえ」、「さき」、「前方」などを表しています。
そのため、「寸前」は漢字の意味から見ると、「少し前」と言う意味合いになります。
「寸前」の言葉の使い方や使われ方
・『彼はゴール寸前で、相手を引き離して一着になりました』
・『私は列車が発車する寸前まで、違う車両に乗っていることに気が付きませんでした』
・『遠足の出発寸前になって、大雨が降ってきました』
まとめ
「寸前」と関連した語としては、「直前(ちょくぜん)」、「間際・真際(まぎわ)」、「土壇場(どたんば)」、「目前(もくぜん)」、あるいは「一歩手前(いっぽてまえ)」などが挙げられます。
「寸前」は「すんまえ」ではなく、「すんぜん」と読むことを覚えておくと良いでしょう。
