この記事では、「寸志」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「寸志」の正しい読み方は「すんし」と「すんごころ」どちら
「寸志」は「すんし」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「寸」の音読みは「すん・そん」、訓読みは「わず(か)・き」、「志」の音読みは「し」、訓読みは「こころざ(す)・こころざし・しる(す)」です。
「寸志」と表記する場合、「すんごころ」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「寸志」の正しい読み方は「すんし」です。
「すんごころ」とは読みません。
「寸志」の意味
「寸志」の意味は「自分の気持ちをへりくだりって少しばかりであると言う語」「自分の贈り物をへりくだって本の気持ちと言う語、熨斗(のし)紙の上書きに使われる」「少しのさしさわりや不満」です。
「寸」は「長さの単位で、尺の10分の1」から転じて「ごくわずか」という意味、「志」は「心がある目標をめざして動く」から転じて「相手のことを思う」という意味、「寸志」で「ごくわずかに相手のことを思う気持ち」になり、自分のことをへりくだる表現です。
「寸志」の言葉の使い方や使われ方
「寸志」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『これから旅行へ出かける甥っ子に寸志を渡す』
・『引っ越しを手伝ってくれた親戚に寸志を用意する』
・『出張中に子供を預かってくれた義姉に寸志を渡す』
まとめ
今回は「寸志」の読み方について紹介しました。
「寸志」の正しい読み方は「すんし」で、「すんごころ」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。