「専心」は文字通り人の心に関係する言葉です。
具体的には心のどのような動きを表していてどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「専心」の正しい読み方と意味について解説します。
「専心」の正しい読み方は「せんしん」と「せんごころ」どちら
「専心」という言葉の読み方は「せんしん」と「せんごころ」の2つのうちのどちらかではないかと考えられます。
「せんしん」と「せんごころ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「専心」の正しい読み方は「せんしん」です。
「専」は「専属」【せんぞく】「専有」【せんゆう】など「せん」と読みます。
「心」は「心中」【しんちゅう】「疑心」【ぎしん】など「しん」と読むほか、「心持」【こころもち】「御心」【みこころ】など「こころ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「せんしん」と「せんごころ」のうち「専心」の正しい読み方は「せんしん」です。
「専心」の意味
「専心」とは、「ひとつのことに心を集中すること」を意味する言葉です。
心をひとつの方向に向けて他を見ることなく集中するさまを指します。
よそ見をしたり目移りしたりなど他のものに気を取られることなく熱意を持って励むことを意味し、集中力に加えて努力や精進などの意味合いを含む表現です。
一心不乱に取り組むことを表す言葉なので一つの物事に集中していても取り組みがおざなりならば「専心」とは表現しません。
「専心」の言葉の使い方や使われ方
・『相撲道に専心する』
・『1軍に上がるまでは野球に専心するつもりだ』
・『一意専心の気持ちを忘れず努力する』
まとめ
「専心」の読み方は「せんしん」が正しく「せんごころ」と読むのは誤りです。
集中だけではなく頑張るという意味合いも含むので正しい意味と読み方を理解して使いましょう。