この記事では、「布施」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「布施」の正しい読み方は「ふせ」と「ふせつ」どちら
「布施」の読み方として推測されるものに、「ふせ」と「ふせつ」があります。
「ふせ」と「ふせつ」の二つの読み方のうち、「布施」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「布施」の正しい読み方の結論は、「ふせ」が正しい読み方になります。
「布施」の名詞の言葉で使用されている「布」の読み方は音読みで「ふ」になります。
「施」という漢字の音読みは「セ・シ」で、訓読みは「ほどこす」ですが、「セツ」という音読みは存在しません。
そのため、「布施」を「ふせつ」と読むのは明らかな誤読です。
「ふせつ」と読むことができる漢字表現は「敷設・附設」などになります。
「布施」の意味
「布施」の意味は、「仏教の修行法である六波羅蜜(ろくはらみつ)の一つで、僧侶・寺院などに金品のほどこし・寄付をすること」を意味しています。
「布施」には、「お経を上げてくれた僧侶に謝礼として渡す金品」という直接的な意味もあります。
厳密な「布施」の分類としては「金品をほどこす財施(ざいせ)」以外にも、「仏法を説教する法施(ほっせ)・菩薩が恐怖を除く無畏施(むいせ)」があります。
「布施」の言葉の使い方や使われ方
「布施」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
・『私は地元の寺院にお世話になったことがあるので、余裕がある時は布施をしています』
・『お盆には毎年お経を上げに来てくれる檀那寺の住職に謝礼のお布施を渡しています』
・『厳しい修行や学問をやり遂げた菩薩も、無畏施というレベルの高い衆生救済の布施をしています』
まとめ
この記事では、「布施」の正しい読み方「ふせ」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?
「布施」の読み方・意味・使い方をリサーチしたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。