この記事では、「帰す」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「帰す」の正しい読み方は「きす」と「かえす」どちら
「帰」という漢字は訓読みでは「帰(かえ)す」と読み、音読みでは「き」と読みます。
「帰」には音読みに送り仮名を振って「帰(き)す」とする用法もあるので、「帰す」は「きす」とも「かえす」とも読むことができます。
正しい読み方の結論
「帰す」は「きす」と「かえす」両方の読み方を用いることができます。
「帰す」の意味
「帰(き)す/帰(かえ)す」とは、「帰らせること」や「もといた場所に行くように仕向けること」を意味する言葉です。
また、野球用語では「走者が本塁を踏むようにさせる」という意味でも用いられています。
「帰(き)す」も「帰(かえ)す」も発音が違うだけで、同じ意味を指しますが、「帰(き)す」の場合は「灰燼(かいじん)に帰(き)す」(跡形もなく燃え尽きる、原型を留めないほどに焼け尽きるなどの意味)や「水泡(すいほう)に帰(き)す」(努力したことが水の泡となる、無駄になる、無効になるなどの意味)のように慣用句として用いられるケースが多いです。
「帰す」の言葉の使い方や使われ方
・『体調が優れないようなので、午前で生徒を家に帰(かえ)すことにした』
・『多くの努力を水泡に帰(き)す結果となってしまった』
・『戦争により、歴史ある建造物は軒並み灰燼に帰(き)してしまった』
まとめ
・「帰す」は「きす」と「かえす」両方の読み方を用いることができます。
・「帰(き)す/帰(かえ)す」とは、主に「帰らせること」や「もといた場所に行くように仕向けること」を意味する言葉です。