農作物の生育を阻害し食料不足の原因となる天災の一つに「干害」があります。
これはいったいどのような災害でどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「干害」の正しい読み方と意味について解説します。
「干害」の正しい読み方は「かんがい」と「せんがい」どちら
「干害」という言葉の読み方として思いつくのが「かんがい」と「せんがい」です。
「かんがい」と「せんがい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「干害」の正しい読み方は「かんがい」です。
「干」は「干潮」【かんちょう】「水干」【すいかん】など「かん」と読みます。
「害」は「害悪」【がいあく】「公害」【こうがい】など「がい」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせた「かんがい」が「干害」の正しい読み方です。
「せんがい」は「干」と漢数字の「千」【せん】を間違えたことによって生じた誤読です。
「干害」の意味
「干害」とは、「長期間雨が降らず水不足になったことで生じる害」を意味する言葉です。
「干害」の「干」には水分がなくなるという意味があります。
生物が生きるのに水は欠かせません。
長期間雨が降らず水不足になると渇きに耐えかねて動物が命を落としたり植物は枯れたりなどの被害が発生しますがそのような水不足によって起きる被害が「干害」です。
野生動物や森林など自然に起きる被害のほか、特に農産物の被害に対して用いる表現です。
「干害」の言葉の使い方や使われ方
・『干害で森林が枯れ始めている』
・『干害による食糧不足が懸念される』
・『新たな用水路の建設により干害の心配がなくなった』
まとめ
「干害」の読み方は「かんがい」で「旱害」とも書きます。
「せんがい」など他の読み方はすべて誤りなので正しい意味と読み方を憶えておきましょう。