この記事では、「弐」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「弐」の正しい読み方は「に」
漢字の「弐」の正しい読み方は、音読みで「に」です。
他に訓読みで「ふたつ(弐つ)」と読む場合もあります。
「弐」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「武」という漢字とよく似ていますので、「ぶ」「たけ」と読んでしまうのが、間違いやすい読み方の代表例です。
同様に「式」にも似ていますので、「しき」と読んでしまう間違いも見受けられます。
「弐」について説明
「弐」と書いて「に」と読むこの漢字は、「二」という漢数字の「大字体」です。
現在、広く一般的に用いられてる漢数字の「一」や「二」は、画数が少ないために、あとから改ざんされる可能性があります。
例えば「二」の真ん中に横棒を一本追加すれば、「三」になってしまうのです。
そのような不正を防ぐため、会計管理の場面では、より複雑な漢字で数字を表すことがあります。
そこで用いられるのが大字体で、「弐」の他には「壱」「参」といった種類も存在しています。
日本では、古くは8世紀ごろには、帳簿の数字に大字体を使うよう指示している記録が残っています。
近年では、本来の金融関係での利用の他に、レトロな雰囲気を演出するために用いられる場合があります。
例えば、人気アニメの「新世紀エヴァンゲリオン」では、話数を「第二話」ではなく「第弐話」と表記しています。
これは擬古調的表現と呼ばれるもので、現在のポップカルチャーには広く浸透している手法です。
まとめ
「弐」の読み方は「に」で、間違いやすい読み方には「武」と読み間違えた「たけ」や、「式」と読み間違えた「しき」があります。
漢数字の改ざんを防ぐために使う「大字体」と呼ばれるもので、「弐」は漢数字の「二」の代わりに用います。