この記事では、「御芳名」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「御芳名」の正しい読み方は「ごほうめい」
「御芳名」は「ごほうめい」と読むのが正しい言葉です。
「御」の字を「ご」と読み、「芳」を「ほう」と読み、「名」を「めい」と読みます。
「御芳名」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「御芳名」の間違いやすい読み方は「ごうほうみょう」といえるでしょう。
「名」が「みょう」とも読むことや、「御法名」と書いて「ごほうみょう」と読む言葉が存在することから読み間違える可能性がありますが、誤用になります。
「御法名」は「浄土真宗において仏の弟子になった時に授けられる名前」のことを指し、「御芳名」とは全く異なる意味を持つため両者を混同しないよう注意しましょう。
「御芳名」について説明
「御芳名」は、名前を示す尊敬表現の「芳名」に丁寧さを示す「御」を加えた熟語で、「人の名前を敬って言う言葉」です。
日常生活ではなく冠婚葬祭などの改まったシーンで用いられ、主に招待状や受付の際に名前を記入する「芳名帳」などで使用されています。
相手の名前を書くスペースに「氏名」ではなく「御芳名」と書かれており、自分の名前を書く際は敬語表現である「御」と「芳」の字を二重線で消すのがマナーとなっています。
「御芳名」は相手の名前を敬って示す言葉のため、自分に対しては使用しません。
なお、「芳名」には「名声」という意味合いもあり、「かねてから御芳名はうかがっております」のように用いられることもあります。
まとめ
「御芳名」の正しい読み方は「ごほうめい」になります。
仏教用語の「御法名(ごほうみょう)」と取り違えて読まないよう注意することが重要です。
「御芳名」の意味や使用マナーについても理解しておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を習得する参考にしてください。