この記事では、「心太」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「心太」の正しい読み方は「しんた」と「ところてん」どちら
「心太」には2つの読み方があります。
1つ目は「こころぶと」で、訓読みになります。
訓読みとは、本来の意味をあてはめた読み方です。
「太」の訓読みは「ふと」ですが、2つの言葉が連なる場合、発音しやすくする為に後に続く言葉を清音から濁音にする「連濁」という文法が使われています。
「2つ目は「ところてん」で、こちらは熟字訓になります。
熟字訓とは、2文字以上の言葉「熟字」に、言葉本来の意味をあてはめて普段使わない読み方にする方法です。
なお、「しんた」と読むのは誤りになります。
正しい読み方の結論
「心太」は「こころぶと」「ところてん」のどちらも正しい読み方で、読み方により意味が違ってきます。
「しんた」とは読みません。
「心太」の意味
「心太」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「こころぶと」と読む場合、「テングサの別名」「ダイコンの別名」「ところてん」「心がしっかりして動じない様子」という意味です。
「ところてん」と読む場合、「テングサを煮凝りにして型に入れ、冷やし固めた食べ物」「きっちり詰まったものを押し出して前に進めること」という意味です。
「ところてん」の語源は「煮凝り」にあります。
「心」は「凝る」が語源であり、太い海藻であることから、「太い海藻が凝る」→「心太」になり、「こころぶと」「こころたい」「ところてん」になったと言われています。
「心太」の言葉の使い方や使われ方
「心太」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼は心太(こころぶと)なので信頼できる』
・『心太(こころぶと)から寒天を作る』
・『夏は心太(ところてん)が美味しい』
まとめ
今回は「心太」の読み方について紹介しました。
「心太」は「こころぶと」も「ところてん」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
「しんた」は誤りですので、正しく使える様に覚えておきましょう。