この記事では、「心底」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「心底」の正しい読み方
「心底」の正しい読み方は「しんてい・しんそこ」です。
「しん・てい」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「しん・そこ」は音訓読みです。
音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言います。
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みであるからです。
「心底」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「心底」は「しんぞこ」「こころそこ」などと間違って読まれることがあります。
「心底」について説明
「心底」の意味は以下の通りです。
「しんてい」と読む場合、「心の奥で思っていること」「心臓の上部で、大血管が出入りする部分」という意味です。
「しんそこ」と読む場合、「心の奥で思っていること」「心から」という意味です。
日常では「しんそこ」として「心底喜ぶ」「心底楽しむ」などと使われることが多くなります。
同じ読みかたをする言葉に「真底」があり、「ものごとのいちばん深いところ」という意味です。
「心底」は「人の感情を表す語」、「真底」は「感情以外のものごとにも使われる」という違いがあります。
「心底」の言葉の由来
「心底」は漢字の意味から成り立つ語です。
「心」は「心臓」から転じて「こころ」「気持ち」「精神」という意味、「底」は「ものの最も下の部分」「奥深いところ」という意味、「心底」で「心臓の基盤となる部分」「気持ちの奥深いところ」になります。
まとめ
今回は「心底」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。