この記事では、「忌む」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「忌む」の正しい読み方
「忌む」の正しい読み方は「いむ」です。
「い・む」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「忌む」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「忌む」は「うらむ」「つつしむ」「いまわむ」などと間違って読まれることがあります。
「忌む」について説明
「忌む」の意味は以下の通りです。
1つ目は「信仰・習慣などにより、不吉なものとして避ける」という意味です。
2つ目は「ある事柄を、個人的に嫌って避けること」という意味です。
「忌む」は動詞として「肉食を忌む」「四の文字を忌む」「蛇を忌み嫌う」などと使われます。
似た意味の言葉に「嫌悪(けんお)」があり、「強い不快感を持ち、避けようとすること」という意味です。
「忌む」は「信仰・習慣・信念などにより不吉とするもの」、「嫌悪」は「一般的に、嫌いで避けようとするもの」というニュアンスの違いがあります。
「忌む」の言葉の由来
「忌む」の「忌」という漢字は「三本の糸すじを整える糸巻き」「心臓」の象形です。
ここから「心を整える」「かしこまる」という意味になり、転じて「不吉として避ける」という意味で使われる様になりました。
「いむ」という読み方は、古語では「神に対して身を清め、けがれを避けること」という意味で、ここから「縁起が悪い」「避けた方がよい」という意味で使われる様になり、「忌」の漢字があてられました。
まとめ
今回は「忌む」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。