この記事では、「忘恩」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「忘恩」の正しい読み方は「ぼうおん」
「忘恩」は「ぼうおん」と読むのが正しい言葉です。
「忘」の字を「ぼう」と読み、「恩」を「おん」と読みます。
二つの漢字の音読みを使った読み方になります。
「忘恩」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「忘恩」の間違いやすい読み方は「もうおん」といえます。
「忘」には「もう」という読み方もあるため上記のように読んでしまう場合があるかもしれませんが、誤読になります。
また、「恩」は「し」と読む「思」に形が似ていますが、両者を混同して読まないよう注意しましょう。
「忘恩」について説明
「忘恩」は、「忘れる」「覚えていない」といった意味がある「忘」と、「慈しみ」や「情け」という意味を持つ「恩」が組み合わさった熟語で、「人から受けた恩を忘れること」を意味します。
「恩知らず」とほぼ同じ意味合いがあり、「彼女の忘恩に驚いた」や「親に対する忘恩を責める」などのように使用されます。
なお、「相手の恩を踏みにじる人」のことを「忘恩の徒」といい、「忘恩の徒に成り下がった」や「彼女が忘恩の徒だとは思わなかった」のように用います。
また、「人からの恩義を忘れて義理に背くこと」「裏切ること」を「忘恩負義」といい、「忘恩負義は許されない」や「彼のおこなった事は忘恩負義だ」などのように使用します。
まとめ
「忘恩」の正しい読み方は「ぼうおん」になります。
「もうおん」と読むことがないよう注意が必要です。
「忘恩」の意味や使い方、「忘恩」を使った表現についてもチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の正しい読み方を理解する参考にしてください。