この記事では、「思惑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「思惑」の正しい読み方は「おもわく」と「しわく」どちら
「思惑」には2つの読み方があります。
1つ目は「おもわく」と読む場合で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「しわく」で、音訓読みになります。
音訓読みとは、音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言われます。
音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「思」は音読みでは「し」、訓読みでは「おもう・おぼしい」と読みます。
正しい読み方の結論
「思惑」は「おもわく」「しわく」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「思惑」の意味
「思惑」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「おもわく」と読む場合、「あらかじめ考えている事柄」「自分のしたことに対する他人の評価」「相場の変動を予測すること」という意味です。
「思惑」の語源は「思はく」という言葉で「思うこと」という意味、「思わく」に変化して「惑」という漢字が当てられました。
「しわく」と読む場合、仏教用語で「修業により断ち切るべき煩悩のこと」という意味です。
「思惑」の言葉の使い方や使われ方
「思惑」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼がそうするには何か思惑(おもわく)があるに違いない』
・『まんまと敵の思惑(おもわく)にはまる』
・『出家してあらゆる思惑(しわく)をとり除く』
まとめ
今回は「思惑」の読み方について紹介しました。
「思惑」は「おもわく」も「しわく」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。