この記事では、「恙ない」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「恙ない」の正しい読み方は「つつがない」と「うれいない」どちら
「恙ない」に使われている漢字「恙」は、音読みでは「ヨウ」と読み、訓読みでは「うれ(い)」「つつが」と読みます。
このため「恙ない」は「つつがない」が正しい読み方です。
「うれ(い)」とも読むので、「うれいない」とも読めると考えることもあるかもしれませんが、「恙」の漢字を単独で読む場合は「うれ」で、送り仮名に「い」が必要ですから「うれいない」と読むのは間違いです。
正しい読み方の結論
「恙ない」は「つつがない」と読みます。
訓読みで「うれ(い)」という読み方がありますが、「うれいない」とは読みません。
「恙ない」の意味
「恙」という漢字は、ツツガムシ科のダニの総称の「つつがむし」をさす場合がある漢字ですが、ほかにも「うれい」や「心配ごと」「病気」などを意味する漢字です。
この意味から「恙ない」は、「病気や災難などがない日々を送ること」や「平穏無事であること」を意味する言葉になっています。
「恙ない」は「恙無い」と表記される場合がありますが、両者とも同じ意味となっています。
「恙ない」の言葉の使い方や使われ方
・『私は恙ない日々を送ることを望んでいる』
・『恙ないライフスタイルを考える』
・『彼女の恙ない生活を祈っている』
まとめ
「恙ない」とは、「つつがない」と読み、「うれいない」と読むのは間違っています。
「恙」という漢字は訓読みで「うれ(い)」と読む場合があるため「うれいない」と間違って読まれる場合があります。
正しい読み方を覚えておきましょう。