この記事では、「悪手」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「悪手」の正しい読み方は「あくしゅ」と「あくで」どちら
「悪手」の正しい読み方を考えるために、最初に熟語に使われている漢字の個別の読みを説明します。
「悪」の漢字の音読みは「アク・オ」で、訓読みは「わる(い )」です。
また「手」の音読みは「シュ」で、訓読みは「て・た」です。
ここから、音読み+音読みで繋げると「悪手」は「あくしゅ」と読めることが分かります。
また音読み+訓読みで繋ぐと「あくて」と読むことが出来、これが発音を容易にするための「連濁」と呼ばれる変化をすれば、「あくで」となることもあり、「あくで」との読み方も可能性があると言え、どちらが正しい読みかは、ここからは判断できません。
さて、「悪手」の正しい読み方は「あくしゅ」と「あくで」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「悪手」の正しい読み方は「あくしゅ」で、「あくで」と読むのは間違いです。
「悪手」の意味
「悪手」とは、「囲碁や将棋などで、その場面で打つべきでないまずい手のこと」を意味する言葉です。
そこから転じて、広く「対策として良くない方法や手段」の意味でも使われます。
「悪手」の言葉の使い方や使われ方
・『今まで優勢であった状況が、たったひとつの悪手で一気に形勢が逆転した』
・『彼が対策として上げている方法は、間違いなく悪手なので、私達は強く反対した』
まとめ
「悪手」の正しい読み方は「あくしゅ」で、「あくで」と読むのは間違いです。
この「悪手」とは、「囲碁や将棋などで、その場面で打つべきでないまずい手のこと」及び「対策として良くない方法や手段」を意味する言葉です。