「惹起」の読み方と意味とは?「じゃくき」と「じゃっき」の正しい読み方について詳しく解釈

「惹起」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「惹起」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「惹起」の正しい読み方は「じゃくき」「じゃっき」どちら

「惹起」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。

「惹」の漢字の音読みは「ジャク・ジャ」で、訓読みは「ひ(く)・まね(く)」です。

また、「起」の漢字の音読みは「キ」で、訓読みは「お(きる)」です。

ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「じゃくき」と読むことが出来ることが分かります。

しかし、「惹」の漢字に「じゃっ」との読みがないことから、「じゃっき」と読むのは無理なような思われます。

さて、「惹起」の正しい読み方は「じゃくき」「じゃっき」の、どちらなのでしょうか。

正しい読み方の結論

結論としては、「惹起」の正しい読み方は「じゃっき」で、「じゃくき」と読むのは間違いです。

漢字の読みからは読めると考えられる「じゃくき」が間違いで、読めそうにないと思われた「じゃっき」の方が正しい読み方なのは、以下の理由によるものです。

文字通りの読み方の「じゃくき」は発音がしにくいため、発音を容易にするための音変化である「促音化」したのが、「じゃっき」であり、こちらが正しい読み方なのです。

「促音化」とは、二つ語で熟語が構成される際に、後ろの(カ行・サ行・タ行・パ行)語、すなわちここでは「き」の前に付いた音が「っ」と詰まった音に変化することを指します。

この「促音化」により、「じゃく」「く」「っ」に変化したのです。

「惹起」の意味

「惹起」とは、「事件や問題などをひきおこすこと」を意味する言葉です。

「惹起」の言葉の使い方や使われ方

・『ロシアのウクライナ侵攻が、権威主義国家と民主主義国家の対立を惹起する結果となった』
・『言語や宗教や文化の違いが、時として国際問題を惹起する』

まとめ

「惹起」の正しい読み方は「じゃっき」で、「じゃくき」と読むのは間違いです。

また、この「惹起」とは、「事件や問題などをひきおこすこと」を意味する言葉です。

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