この記事では、「愛嬌」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「愛嬌」の正しい読み方は「あいきょう」と「あいこう」どちら
「愛嬌」には2つの読み方があります。
1つ目は「あいきょう」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「あいぎょう」で、こちらも音読みです。
「嬌」の音読みは「きょう」、訓読みは「なまめ(かしい)」で、「ぎょう」と読むのは連濁(れんだく)になります。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
「あいこう」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「愛嬌」の正しい読み方は「あいきょう」「あいぎょう」の2つで、意味は同じです。
「あいこう」とは読みません。
「愛嬌」の意味
「愛嬌」意味は「にこやかでかわいらしいこと」「ひょうきんで憎めない表情や仕草」「相手を喜ばせようとする言動」「座の余興やちょっとしたサービス」です。
「愛嬌」の語源は仏教用語の「愛敬相(あいぎょうそう)」という言葉で、「仏や菩薩の慈愛に満ちた優しく温和な表情」という意味です。
「愛敬相」を略して「愛敬(あいぎょう・あいぎゃう)」として使われ、次第に清音の「あいきょう」に変わり、意味も「かわいらしい」「ひょうきん」に転じたことから、「嬌」という漢字があてはめられました。
現在ではほぼ「あいきょう」として使われています。
「愛嬌」の言葉の使い方や使われ方
「愛嬌」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は笑うと非常に愛嬌がある』
・『子供が周囲の大人に愛嬌を振りまく』
・『これもひとつのご愛嬌としてお納めください』
まとめ
今回は「愛嬌」の読み方について紹介しました。
「愛嬌」の正しい読み方は「あいぎょう」「あいきょう」の2つで、意味は同じです。
「あいこう」とは読みませんので、正しく読める様に覚えておきましょう。