この記事では、「慈しむ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「慈しむ」の正しい読み方は「かなしむ」と「いつくしむ」どちら
「慈しむ」の正しい読み方を知るために、漢字辞書で「慈」の読みを確認します。
「慈」の漢字の音読みは「ジ」で、訓読みは「いつく(しむ)」と記載されています。
従って、「慈しむ」は「いつくしむ」と読めることが分かります。
しかし、訓読みに「かなしむ」との読みの記載はなく、この読み方は間違いであることが推察されます。
さて、「慈しむ」の正しい読み方は「かなしむ」と「いつくしむ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「慈しむ」の正しい読み方は「いつくしむ」で、「かなしむ」と読むのは、先に漢字辞書を調べた通り、間違いです。
「かなしむ」との読みの言葉としては、「悲しむ」が挙げられます。
「慈しむ」を「かなしむ」と読み間違えられるのは、「慈」の漢字と「悲」の漢字が少し似ていることと、この二つの漢字を使った「慈悲(じひ)」との熟語があり、こうしたことが間違えられる理由だろうと考えられます。
「慈しむ」の意味
「慈しむ」とは、「愛情を注いで可愛がること」を意味する言葉です。
この「慈しむ」は、「愛しむ」と表記されることもあります。
読みも、意味も全く同じ同音同義と言えます。
「慈しむ」の言葉の使い方や使われ方
・『親が子供を慈しむのは、当たり前の感情です』
・『部下を育てるためには、上司は厳しいばかりではなく、子供のように慈しむ気持ちで諭し、教えることも大切です』
・『人を慈しむ気持ちの強い人は、誰に対しても優しく接するものです』
まとめ
「慈しむ」の正しい読み方は「いつくしむ」で、「かなしむ」と読むのは、明らかに間違いです。
また、この「慈しむ」とは、「愛情を注いで可愛がること」を意味する言葉です。