この記事では、「懐刀」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「懐刀」の正しい読み方は「かいとう」と「ふところがたな」どちら
「懐刀」には2つの読み方があります。
1つ目は「かいとう」で、こちらは音読みにした言葉です。
音読みとは、中国から伝わった感じの発音に基づく読み方のことです。
2つ目は「ふところがたな」と読み、こちらは訓読にした言葉です。
「訓読み」とは、漢字が本来持つ意味を日本語にあてた読み方のことです。
正しい読み方の結論
「懐刀」は、音読みでは「かいとう」と読み、訓読みでは「ふところがたな」と読みます。
使われる意味により読み方が変わってきます。
「懐刀」の意味
「懐刀」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「かいとう」と読む場合、「帯や懐の間にはさんで持ち歩く護身用の刀」という意味で、万が一の時に身を守る為に、帯や懐にしのばせている小さい刃物のことです。
「ふところがたな」と読む場合1つ目は「懐に所持する小さな守り刀」という意味で、「かいとう」と同じ意味です。
2つ目は「組織内で、智謀に長け、上司から秘密の計画や相談などを受ける部下」という意味で、会社や組織で知略に優れていて、上司から信頼され重要な事柄を共有される部下のことです。
「懐刀」の言葉の使い方や使われ方
「懐刀」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『服の裏側に懐刀(かいとう)をしのばせて敵の陣地に忍び込む』
・『彼は社長の懐刀(ふところがたな)として絶大な信頼を置かれている』
・『あの会社はヘッドハンティングにより懐刀(ふところがたな)を失った』
まとめ
今回は「懐刀」の読み方について紹介しました。
「懐刀」は「かいとう」も「ふところがたな」も正しい読み方で、使われる意味により読み方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。