「懐柔」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「懐柔」の正しい読み方と意味について解説します。
「懐柔」の正しい読み方は「かいにゅう」と「かいじゅう」どちら
「懐柔」という言葉の読み方としては「かいにゅう」と「かいじゅう」の2つが考えられます。
「かいにゅう」と「かいじゅう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「懐柔」の正しい読み方は「かいじゅう」です。
「懐」は「懐中」【かいちゅう】「懐剣」【かいけん】など「かい」と読みます。
「柔」は「柔和」【にゅうわ】「柔弱」【にゅうじゃく】など「にゅう」と読むほか、「柔軟」【じゅうなん】「柔道」【じゅうどう】など「じゅう」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かいにゅう」と「かいじゅう」のうち「懐柔」の正しい読み方は「かいじゅう」です。
「懐柔」を「かいにゅう」と読むことはありません。
「懐柔」の意味
「懐柔」とは、「うまいこと味方に引き込んで言う通りに従わせること」を意味する言葉です。
相手の態度を解きほぐされて自分に心を許すよう仕向けいいなりにして操ることを表します。
「てなずける」「抱き込む」などと同じような意味を持ち、相手をいいように使うというニュアンスが含まれています。
説得で態度を変えさせるだけでなく金品を渡すなど見返りにより相手の態度を軟化させる行為も含む表現です。
「懐柔」の言葉の使い方や使われ方
・『ライバルの懐柔に成功する』
・『懐柔には長い時間と手間がかかった』
・『懐柔工作を仕掛ける』
まとめ
「懐柔」は「かいにゅう」ではなく「かいじゅう」が正しい読み方です。
根回しや駆け引きなどあまり表に出ない行為に対して用いられる表現ですがビジネスの世界ではよく使う言葉なので覚えておきましょう。