「所掌」はどう読むのが正しくてどんな時に使う言葉なのでしょうか。
今回は、「所掌」の正しい読み方と意味について解説します。
「所掌」の正しい読み方は「しょしょう」と「しょてい」どちら
「所掌」という言葉の読み方としては「しょしょう」と「しょてい」の2つが思い当たります。
「しょしょう」と「しょてい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「所掌」の正しい読み方は「しょしょう」です。
「所」は「所在」【しょざい】「住所」【じゅうしょ】など「しょ」と読み、「掌」は「掌握」【しょうあく】「掌中」【しょうちゅう】など「しょう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「しょしょう」が「所掌」の正しい読み方です。
「掌」に「てい」という読み方はなく「所掌」を「しょてい」と読むのは間違いです。
「所掌」の意味
「所掌」とは、「国や地方自治体などの行政機関が特定の事務をつかさどること」を意味する言葉です。
主に行政関係で用いられる用語で、ある事務が特定の行政機関によって行われるべきものであると法律で定められていることを表します。
意味合いが近い言葉として「担当」があります。
「担当」が割り当てられた役目や役割を表すのに対し「所掌」は法律によって行政機関が任された事務を指すという違いがありますが、どちらも任された役割を表す意味で使う言葉です。
「所掌」の言葉の使い方や使われ方
・『所掌の事務を果たす』
・『戸籍の管理は市町村の所掌である』
・『財務省が所掌する事務』
まとめ
「所掌」は「しょしょう」が正しい読み方で「しょてい」ではありません。
日常的には使わない言葉ですが、行政関係で耳にしたときに戸惑うことのないよう正しい読み方と意味を覚えておきましょう。