「所蔵」は美術品や本などに関連してよく使われる表現です。
具体的には何を意味する言葉で読み方は何が正しいのでしょうか。
今回は、「所蔵」の正しい読み方と意味について解説します。
「所蔵」の正しい読み方は「しょぞう」と「ところくら」どちら
「所蔵」という言葉の読み方として思い当たるのは「しょぞう」と「ところくら」です。
「しょぞう」と「ところくら」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「所蔵」の正しい読み方は「しょぞう」です。
「所」には「所属」【しょぞく】「役所」【やくしょ】など「しょ」という読み方と、「所言葉」【ところことば】「所自慢」【ところじまん】など「ところ」という読み方があります。
「蔵」は「貯蔵」【ちょぞう】「秘蔵」【ひぞう】など「ぞう」と読むほか、「蔵元」【くらもと】「蔵造」【くらづくり】など「くら」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「しょぞう」と「ところくら」のうち「所蔵」の正しい読み方は「しょぞう」です。
「所蔵」の意味
「所蔵」とは、「所有物として保管しておくこと」を意味する言葉です。
物品を自分の所有物とし大切にしまっておくことを表します。
ただ自分の持ち物にするだけではなく希少性や価値を認めて大切に保管しているさまを表す言葉です。
一般的には美術品など丁重に扱うものに対して用いられる表現で、日用品や消耗品などありふれたものに対しては使いません。
「所蔵」の言葉の使い方や使われ方
・『国立博物館には多くの国宝が所属されている』
・『図書館が所蔵する本を閲覧する』
・『コレクターが所蔵する作品を見せてもらう』
まとめ
「所蔵」の読み方は「しょぞう」が正しく「ところくら」とは読みません。
「所有」「収蔵」など似たような言葉が多いので正しい意味と読み方を理解して使い分けましょう。