この記事では、「挿頭す」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「挿頭す」の正しい読み方は「かざす」と「こんとうす」どちら
「挿頭す」は「かざす」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法で、熟字に送り仮名が付く場合もあります。
「挿」の音読みは「そう」、訓読みは「さ(す)・はさ(む)・す(げる)・さしはさ(む)」、「頭」の音読みは「とう・ず・と・じゅう」、訓読みは「あたま・かしら・こうべ・かぶり・ほとり」です。
音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方、訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「挿頭す」と表記する場合「こんとうす」とは読みません。
正しい読み方の結論
「挿頭す」の正しい読み方は「かざす」です。
「こんとうす」とは読みません。
「挿頭す」の意味
「挿頭す」の意味は、「草木の花や枝葉、造花などを髪や冠に用いること」「物の上に飾りつけること」です。
「かざす」の語源は「髪挿す(かみさす)という言葉で、「髪に花や葉などの飾りを付けること」という意味です。
ここから転じて「簪(かんざし)」という言葉にもなっています。
因みに、同じ読み方をする言葉「翳す(かざす)」は、「手に持って掲げる」「物の上を覆うように手などを差し出す」「手や物を挙げて光を遮る」という全く違う意味になります。
「挿頭す」の言葉の使い方や使われ方
「挿頭す」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『クリスマスツリーにオーナメントを挿頭す』
・『彼女の髪に野の花を挿頭す』
・『着物姿の髪にカスミソウを挿頭す』
まとめ
今回は「挿頭す」の読み方について紹介しました。
「挿頭す」の正しい読み方は「かざす」で、「こんとうす」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。