この記事では、「排斥」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「排斥」の正しい読み方は「はいせき」と「はっせき」どちら
「排斥」の正しい読み方を考えるために、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「排」の漢字の音読みは「ハイ」で、訓読みは「おしの(ける)・つら(ねる)」です。
また、「斥」の漢字の音読みは「セキ」で、訓読みは「しりぞ(ける)・うかが(う)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「はいせき」と読めることが分かります。
しかし、「排」の漢字に「はつ」または「はっ」との読みがないことから、「はっせき」と読むことは難しく、間違いではないこと考えられます。
さて、「排斥」の正しい読み方は「はいせき」と「はっせき」の、どちらどちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「排斥」の正しい読み方は「はいせき」で、「はっせき」と読むのは、先に漢字の個別の読みから推察した通り、間違いです。
「排」の漢字と紛らわしく、かつ読みが「はつ」または「はっ」の読みの漢字は見当たらず、なぜ「はっせき」と読む間違いが起きるのか、その理由は分かりません。
「排斥」の意味
「排斥」とは、「人や思想を受け入れられないとして、しりぞけること」を意味する言葉です。
「排斥」の言葉の使い方や使われ方
・『人には、自分が理解できない人や考え方を排斥しようとする傾向がある』
・『世界には、少数民族を排斥し、抑圧している国がいくつもあります』
・『戦争が勃発すると、自国に暮らす敵国の人を激しく排斥することは、歴史的に常となっています』
まとめ
「排斥」の正しい読み方は「はいせき」で、「はっせき」と読むのは間違いです。
また、この「排斥」とは、「人や思想を受け入れられないとして、しりぞけること」を意味する言葉です。