この記事では、「既刊」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「既刊」の正しい読み方は「きかん」と「がいかん」どちら
「既刊」のただしい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「既」の漢字の音読みは「キ」で、訓読みは「すで(に)」です。
また、「刊」の漢字の音読みは「カン」で、訓読みは「けず(る)・きざ(む)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「きかん」と読むことが出来ます。
しかし、「既」の漢字に「がい」との読みがないことから、「がいかん」と読むことは無理な気がします。
さて、「既刊」の正しい読み方は「きかん」と「がいかん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「既刊」の正しい読み方は「きかん」で、「がいかん」と読むのは明らかな間違いです。
「既」の漢字が、音読みが「がい」の「概」の漢字に似ていることから、間違えて「がいかん」と読まれる間違いをされるケースがあるのだと思われます。
「既刊」の意味
「既刊」とは、「すでに出版したもの」を意味する言葉です。
「既刊」の言葉の使い方や使われ方
・『この有名な漫画は、既刊だけで23巻に及んでいて、まだまだ続きそうです』
・『既刊の学術書をいくら調べても、こうした現象について記載したものはなく、新たな発見だとの自信を深めた』
・『自分の既刊の小説を10年後に読み返し、色々不満な点があるので、続編を出版し、新たな想いを小説化する計画をしている』
まとめ
「既刊」の正しい読み方は「きかん」で、「がいかん」と読むのは明らかな間違いです。
また、この「既刊」とは、「すでに出版したもの」を意味する言葉です。