この記事では、「早稲」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「早稲」の正しい読み方は「わせ」と「はやいね」どちら
最初に「早稲」の熟語を構成する個別の漢字の読みを説明します。
「早」の漢字の音読みは「ソウ・サッ」で、訓読みは「はや(い)」です。
「稲」の漢字の音読みは「トウ」で、訓読みは「いね」です。
ここから、訓読み+訓読みで「はやいね」とは読めそうですが、「わせ」とはとても読めそうには思えません。
さて、早稲」の正しい読み方は「わせ」と「はやいね」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「早稲」の正しい読み方は、「わせ」で、「はやいね」と読むのは間違いです。
では、なぜ個別の漢字からはとても読むことが出来ない「わせ」と読むのでしょうか。
これは、まず漢字表記の「早稲」があり、一語一語に読みを当てるのではなく、熟語全体に読みをあてがった「熟字訓」と言う読み方であるために、個別の漢字の読みとは全く違った読み方となっているのです。
従って、この「早稲」の読みは「わせ」だと覚える以外に推察することはできないのです。
ただし、この「早稲」は地名の「早稲田」や「早稲田大学」で使われており、その読みが「わせだ」であることから、勘の良い方は、「わせ」と読めることを推察された方もおられるでしょう。
「早稲」の意味
「早稲」とは、「早くに成熟する品種の稲のこと」を意味する言葉で、「早場米」と呼ばれることもあります。
「早稲」の言葉の使い方や使われ方
・『早稲は8月に穂が出て9月には刈り取られます』
・『早稲田の地名の由来は、この地域に早稲の田圃が沢山あったからです』
まとめ
「早稲」の正しい読み方は、「わせ」で、「はやいね」と読むのは間違いです。
この「早稲」とは、「早くに成熟する品種の稲のこと」を意味する言葉です。