この記事では、「曲解」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「曲解」の正しい読み方は「きょっかい」と「きょくげ」どちら
「曲解」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「曲」の漢字の音読みは「キョク」で、訓読みは「ま(がる)」です。
また、「解」の漢字の音読みは「カイ・ゲ」で、訓読みは「と(く)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「きょっかい」または、「きょくげ」と読める可能性があることが分かります。
しかし、「きょっかい」とは読めなさそうに思えます。
さて、「曲解」の正しい読み方は「きょっかい」と「きょくげ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「曲解」の正しい読み方は「きょっかい」で、「きょくげ」と読むのは間違いです。
「きょっかい」とは、先の漢字の読みの分析では読めそうもないと記しました。
しかし、実はこの読み方は、「きょくかい」が発音しやすくするための音変化の一つである「促音化」した読み方で、正しい読み方なのです。
この「促音化」とは二つの言葉で熟語が構成される際に、後ろの語がカ行・サ行・タ行・パ行の場合、その前に付いた音が「っ」に変化する現象を指します。
この熟語では「か」の前の「く」が読みやすくするために「っ」に変化したのです。
また、「解」の漢字の音読みとしては「かい」と「げ」がありますが、熟語を構成する際には「かい」と読まれることが圧倒的に多く、「げ」と読まれる熟語は極めて少ないと言えます。
「曲解」の意味
「曲解」とは、「相手の言動等を素直に受け取らないで、ねじ曲げて解釈すること」を意味する言葉です。
「曲解」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は親友の忠告を曲解し、受け入れることなく強く反発した』
・『それは余りにも曲解し過ぎと言えます。
もっと人の意見は素直に聞くべきです』
まとめ
「曲解」の正しい読み方は「きょっかい」で、「きょくげ」と読むのは間違いです。
また、この「曲解」とは、「相手の言動等を素直に受け取らないで、ねじ曲げて解釈すること」を意味する言葉です。