この記事では、「月隠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「月隠」の正しい読み方は「つきごもり」と「つきがくれ」どちら
「月隠」は「つきごもり」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「月」の音読みは「げつ・がつ」、訓読みは「つき」、「隠」の音読みは「いん・おん」、訓読みは「かく(す)・かく(れる)」ですが、「月隠」と書く場合、「つこきがくれ」とは読みません。
「月隠り」と送り仮名を付ける場合が多いのですが、文化庁により、送り仮名を含む語句を名詞として使う場合、送り仮名は省略できるとされています。
正しい読み方の結論
「月隠」の正しい読み方は「つきごもり」です。
「つきがくれ」とは読みません。
「月隠」の意味
「月隠」の意味は、「暦上で月の最終日のこと」で、毎月29日から30日あたりの、月末のことです。
月末のことを「晦(つごもり)」と言いますが、これは「つきごもり」が語源と言われています。
月は周期的に見え方が変化して、月末になると見えなくなることから、「月隠」として使われる様になりました。
因みに、最近若い人の間で「月隠」を「ガチイン」と読むことがありますが、こちらは人気ゲームに出て来るアイテムの「月隠」を「ガチン」と読むからです。
「月隠」の言葉の使い方や使われ方
「月隠」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『月隠まで支払いを済ませる』
・『もう月隠とは月日が経つのは早い』
・『月隠になれば少し手が空く』
まとめ
今回は「月隠」の読み方について紹介しました。
「月隠」の正しい読み方は「つきごもり」で、「つきがくれ」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。