「朔日」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「朔日」の正しい読み方と意味について解説します。
「朔日」の正しい読み方は「ついたち」と「さくじつ」どちら
「朔日」という言葉は「ついたち」と「さくじつ」の2つの読み方が想像されます。
「ついたち」と「さくじつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「朔日」の読み方は「ついたち」と「さくじつ」のどちらも正しい読み方です。
「朔日」「朔」は「朔望(さくぼう)」「月朔(げっさく)」など「さく」と読みます。
「日」には「先日(せんじつ)」「本日(ほんじつ)」など「じつ」という読み方があります。
2つの漢字の読み方を合わせた「さくじつ」は「朔日」の正しい読み方ですが、もうひとつの正しい読み方が「ついたち」です。
「ついたち」という読み方は漢字の音ではなく言葉の意味に由来します。
「朔日」という2字の言葉で「ついたち」と読む熟字訓という読み方なので「朔」と「日」をそれぞれ「つい」「たち」と読むことはありません。
「朔日」の意味
「朔日」とは、「月の最初の日」を指す言葉です。
毎月の第1日目を指す言葉で1月なら1月1日、10月なら10月1日の24時間が「朔日」に当たります。
本来は太陽と月の横道における経度が等しくなること、つまり「新月」を表す言葉ですが太陰暦では新月の日を月始めとして暦を数えることから「朔日」が月の初めを表す言葉として使われています。
「ついたち」という読み方は月がスタートするという意味を持つ「月立ち」の音が変化したものです。
旅をスタートさせることを「旅立ち」というように月がスタートする日を指して「ついたち」といいます。
一般的に「ついたち」という言葉は「一日」と書きますが「朔日」も正しい漢字として認められています。
「朔日」の言葉の使い方や使われ方
・『今日は朔日だ』
・『来月の朔日に祭りが開かれる』
・『1月の朔日のことを元日という』
まとめ
「朔日」は「ついたち」と「さくじつ」のどちらも正しい読み方です。
普段の会話ではあまり使わない言葉ですが読みと意味を正しく理解しておきましょう。