この記事では、「未熟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「未熟」の正しい読み方は「みじゅく」と「びじゅく」どちら
「未熟」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「未」の漢字の音読みは「ミ」で、常用漢字外の読みで「ビ」との読みもあります。
訓読みも、常用漢字外の読みですが、「いま(だ)・ ま(だ)・ひつじ」です。
また、「熟」の漢字の音読みは「ジュク」で、訓読みは「う(れる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「みじゅく」とも「びじゅく」とも読める可能性があることが分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、この分析から判断することは出来ません。
さて、「未熟」の正しい読み方は「みじゅく」と「びじゅく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「未熟」の正しい読み方は「みじゅく」で、「びじゅく」と読むのは間違いです。
二つの音読みのいずれの読みを使うのが正しいのかは、一般的に推察できず、覚える以外に方法はありません。
ちなみに「未」の漢字を使った熟語で、「び」と読ませる熟語は「十二支のひつじ」を意味する「丁未」以外辞書を調べても見当たらず、この熟語と同様に「み」と読ませるのが、一般的です。
「未熟」の意味
「未熟」とは「果実などが、まだ十分に熟していないこと」及び、そこから転じた「学問や技術などの経験や修練がまだ十分でないこ」を意味する言葉です。
「未熟」の言葉の使い方や使われ方
・『彼はまだまだ未熟ですが、筋が良く、将来が楽しみです』
・『いかに未熟でも、取引先と接する場合は、会社を代表することになるので、甘えは許されません』
まとめ
「未熟」の正しい読み方は「みじゅく」で、「びじゅく」と読むのは間違いです。
また、この「未熟」とは「学問や技術などの経験や修練がまだ十分でないこ」を意味する言葉として、よく使われます。