「杜氏」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「杜氏」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「杜氏」の正しい読み方は「とじ」「とうじ」
「杜氏」の正しい読み方は「とじ」と「とうじ」の2つです。
「杜」には「杜仲」【とちゅう】「杜甫」【とほ】など「と」という読み方があります。
「氏」は「源氏」【げんじ】「のように「じ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「とじ」と音が変化した「とうじ」が「杜氏」の正しい読み方です。
「杜氏」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「杜氏」のよくある間違った読み方として挙がるのが「ずじ」「とし」です。
「杜」には「杜撰」【ずさん】「杜漏」【ずろう】など「ず」という読み方があり「氏」は「氏名」【しめい】「彼氏」【かれし】など「し」とも読みます。
どちらも漢字の読み方としては正しいのですが「杜氏」の読み方には使いません。
「杜氏」について説明
「杜氏」とは、「日本酒を作る職人」を指す言葉です。
米を発酵させて作る酒の製造を職業にする人を指します。
広義では日本酒造りに関わる職人全般を指しますが、狭義では仕込みの日取りや材料の分量などを決める酒造りの総責任者を表します。
一般的には酒造りの責任を負うリーダーを指す意味で使われることが多く、酒の品質を左右する重要な役割です。
「杜氏」の言葉の由来
家事を取り仕切る人を表す「刀自」【とじ】に由来する説が有力ですが、はっきりしたことは分かっていません。
まとめ
「杜氏」は日本酒関係では常識として使われている言葉です。
使う機会は限られますが正しい読み方と意味を知っておきましょう。