「棚卸」という言葉はどのような読み方で読めば正しく読めるのでしょうか。
今回は、「棚卸」の正しい読み方と意味について解説します。
「棚卸」の正しい読み方は「たなおろし」と「だなおろし」どちら
「棚卸」という言葉の読み方として考えられるのが「たなおろし」と「だなおろし」の2つです。
「たなおろし」と「だなおろし」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「棚卸」の正しい読み方は「たなおろし」です。
「棚」には「棚板」【たないた】「棚田」【たなだ】など「たな」という読み方と、「本棚」【ほんだな】「神棚」【かみだな】など「だな」という読み方があります。
「卸」は「卸売」【おろしうり】「仲卸」【なかおろし】など「おろし」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「たなおろし」と「だなおろし」になりますが「たなおろし」が「棚卸」の正しい読み方です。
「棚」は1字で「たな」と読みます。
「棚」を「だな」と読むのは他の漢字の後ろに続いて熟語になる時のみに限られます。
「棚卸」のように棚が前に来る場合は音を濁らせず「たな」と読むので「たなおろし」が正しい読み方です。
「棚卸」の意味
「棚卸」とは、「商品などの在庫を実際に数えて資産金額を確認すること」を指す言葉です。
簡単に言えば在庫の数と価値の確認であり、どれだけの資産を持っているかを確かめる会計的に重要な意味を持つ作業です。
「棚卸」の言葉の使い方や使われ方
・『棚卸のため倉庫内を確認する』
・『棚卸の為に臨時休業する』
・『在庫を全て確認しないと棚卸は終わらない』
まとめ
「棚卸」は「たなおろし」であり「だなおろし」という読み方はありません。
経営や経理では常識として知っておかないとまずい言葉なので覚えておきましょう。