この記事では、「櫛引」の読み方を詳しく説明していきます。
「櫛引」で使われる読み方は「くしびき」と「くしひき」と「くきびき」
「櫛」の漢字は、音読みで「しつ」と読む事が可能となっているのです。
訓読みでは「櫛置き」【くしおき】や「櫛占」【くしうら】に、「櫛形」【くしがた】の言葉を目にすれば分かる様に、「くし」と読まれています。
所が、音読みだけでなく訓読みを調べても、「くき」という読みはありません。
「引」は、「引退」【いんたい】とか「引責辞任」【いんせきじにん】の言葉の通り、音読みで「いん」と読めるのです。
訓読みの方では、「引き際」【ひきぎわ】や「福引き」【ふくびき】の言葉みたいに、「ひ」とか「び」という読みがあります。
ですが「びき」や「ひき」という読みは、見当たりません。
そのため「櫛引」の漢字表記を見て、「くしびき」や「くしひき」に、「くきびき」という風にはすんなり読めなかったりするのです。
ただし「櫛引」は苗字として用いられている言葉であるので、少し特別な読ませ方をしていたりします。
だからこそ「櫛引」の苗字は、「くしびき」と「くしひき」と「くきびき」という風に読まれているのです。
「櫛引」で使われる読み方で多いと考えられる読み方
「櫛引」という苗字は珍しく、「くしびき」と読まれる事が多くなっています。
「櫛引」の名前で考えられる由来
「櫛」は、「くし」や「くしで髪の毛をすく」等の意味を有している漢字です。
後ろの「引」は、「ひき寄せる」とか「ひっ張る」といった意味を示します。
加えて「櫛引」の苗字の由来は、かつて現在の東北地方に存在していた「陸奥国三戸郡櫛引村」にあると考えられているのです。
まとめ
「櫛引」の苗字は、「くしびき」に「くしひき」に「くきびき」と読まれており、中でも「くしびき」と読まれるパターンが多くなっています。
そんな「櫛引」の苗字は、東北地方にかつて存在していた「陸奥国三戸郡櫛引村」にあると見られているのです。