この記事では、「止痛」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「止痛」の正しい読み方は「しつう」と「とめいた」どちら
「止痛」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「止」の漢字の音読みは「シ」で、訓読みは「と(まる)・と(め)る 」です。
また、「痛」の漢字の音読みは「ツウ」で、訓読みは「いた(い)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「しつう」と読めることが分かります。
また、訓読み+訓読みで繋げれば、「とめいた」と読めそうな気もしますが、「止」の漢字の訓読みは「とめ(る)」ではなく、「と(める)」であることから、「とめいた」と読むには無理があり、間違いではないかとも考えられます。
さて、「止痛」の正しい読み方は「しつう」と「とめいた」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「止痛」の正しい読み方は「しつう」で、「とめいた」と読むのは、先に推察した通り間違いです。
「止」の漢字を使った熟語は、音読みの「し」と読ませるのが一般的ですが、訓読みの「と(める)」と読ませる熟語としては、「車止(くるまどめ)」や「波止場?(はとば)?」があります。
しかし、「痛」の漢字の訓読みの「いた(い)」と読ませる熟語は、辞書を調べても見つけることは出来ませんでした。
「止痛」の意味
「止痛」とは、「痛みを止めること」を意味する言葉です。
この「止痛」は「鎮痛」と同義語です。
また同音異義語には「歯痛」があります。
「止痛」の言葉の使い方や使われ方
・『コロナの軽症の場合、有効な薬がなく、例えば熱がある際には解熱剤や、頭痛がひどい場合には止痛薬などの市販の薬を服用する以外対処法がありません』
・『頭痛がひどかったので、車の運転に支障をきたさないように、眠気をもよおすことのない止痛薬を服用した』
まとめ
「止痛」の正しい読み方は「しつう」で、「とめいた」と読むのは間違いです。
また、この「止痛」とは、「痛みを止めること」を意味する言葉です。