人の様子を表す言葉として「気丈」があります。
この言葉はどのような読み方で何を表しているのでしょうか。
今回は、「気丈」の正しい読み方と意味について解説します。
「気丈」の正しい読み方は「きじょう」と「きたけ」どちら
漢字の読みからすると「気丈」という言葉の読み方は「きじょう」と「きたけ」のどちらかになります。
「きじょう」と「きたけ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「気丈」の正しい読み方は「きじょう」です。
「気」は「気概」【きがい】「元気」【げんき】など「き」と読みます。
「丈」は「丈夫」【じょうぶ】「万丈」【ばんじょう】など「じょう」と読むほか、「背丈」【せたけ】「裾丈」【すそたけ】など「たけ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「きじょう」と「きたけ」の2つのうち「気丈」の正しい読み方は「きじょう」です。
「丈」は読み方によって意味が異なり、「気丈」という言葉の意味から考えても長さや量を意味する「たけ」という読み方はふさわしいものではなく「きたけ」と読むことはありません。
「気丈」の意味
「気丈」とは、「気持ちが強く心がしっかりしていること」を意味する言葉です。
「気丈」の「丈」は強固で壊れにくいことを意味します。
「気」は心や気持ちなど精神的なものを表しているので「気丈」は精が十分に強くしっかりしている、という意味になります。
「気丈」の言葉の使い方や使われ方
・『悲しみをこらえ気丈に振る舞う』
・『気丈な態度にタジタジだ』
・『何が起きても動じない気丈な人』
まとめ
「気丈」の読み方は「きじょう」が正しく「きたけ」ではありません。
日常的な言葉ではありませんが正しい読み方と意味を理解しておきましょう。