この記事では、「気質」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「気質」の正しい読み方は「かたぎ」と「きしつ」どちら
「気質」には2つの読み方があります。
1つ目は「かたぎ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「きしつ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「気質」の正しい読み方は「かたぎ」「きしつ」の2つです。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「気質」の意味
「気質」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「かたぎ」と読む場合、「身分・職業・年代・環境などを同じくする人たちの間にみられる、特有の性質」「昔からの習わし」「容姿や性質、気だて」です。
「かたぎ」の語源は「形木(かたぎ)」という言葉で、染物をする時に使う道具のことです。
形木に彫られた模様を、布や紙などに刷って染付けをしていました。
ここから「お手本となるもの」「しっかりした性格」という意味で、職人などの「気質」を表す読み方として使われる様になりました。
「きしつ」と読む場合、「人の気立てや気性」「中国思想で、万物の気により形成される物の性質のこと」「心理学で、遺伝的・体質的に持つ感情の傾向」という意味です。
「気質」の言葉の使い方や使われ方
「気質」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『師匠は昔ながらの職人気質(かたぎ)だ』
・『昔気質(かたぎ)の祖父はエアコンが嫌いだ』
・『彼は生まれつき音楽家の気質を持っている』
まとめ
今回は「気質」の読み方について紹介しました。
「気質」は「かたぎ」も「きしつ」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。