「永劫」の読み方と意味とは?「えいごう」と「えいきゃく」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「永劫」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「永劫」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「永劫」の正しい読み方は「えいごう」と「えいきゃく」どちら

「永劫」は少し難しい言い回しで、普段はあまり使わない言葉ですが「えいごう」「えいきゃく」のどちらが正しい読み方になるのでしょうか。

正しい読み方の結論

「永劫」の正しい読み方は「えいごう」または「ようごう」です。

「劫」は音読みで「コウ」「ゴウ」「クウ」と読みますが「キャク」とは読めないので「えいきゃく」は間違った読み方になります。

「劫」とよく似た漢字に「却」(キャク)があり、「劫」「却」を混同して読み間違えてしまわないよう注意が必要です。

「永劫」の意味

「永劫」は、限りなく続く長い年月のことです。

漢字の「永」は時間や距離が長いこと、果てしなく続くことを意味し、「劫」(コウ)は仏教用語のひとつで、気が遠くなるような長い時間を表しています。

「劫」はサンスクリット語の「劫波」(こうは)を短縮した言葉で、非常に長い時間を表す単位として用いられてきました。

物事をするのが面倒くさいことを「億劫」(おっくう)と言いますが、この言葉は時間の長さが一億「劫」あることに例え、物事をこなすのにあまりに時間がかかり過ぎて面倒臭く感じてしまう状況を例えています。

「永」「劫」も非常に長い時間を意味しており、意味が重複する漢字を組み合わせた「永劫」は時間の長さが強調され、無限に続く非常に長い年月を表す言葉になっています。

また、これからも無限に続くことは「未来永劫(みらいえいごう)と言います。

ビジネスシーンやお祝いの席で、先方の末永い繁栄を願う際に「未来永劫」を使うと良いでしょう。

「永劫」の言葉の使い方や使われ方

・『宇宙に一人で放り出されたら地球には永劫に戻れない』
・『生命の営みは子孫に受け継がれ、永劫に繰り返される』
・『企業の繁栄が未来永劫に続くことを祈る』
「永劫」は仰々しい印象を与える言葉なので、かしこまった席でここぞという時に使うと良いでしょう。

日常会話では、類語の「永久」「永遠」と言い換えたほうが自然に聞こえます。

まとめ

「永劫」は、果てしなく続く非常に長い年月を表した言葉で「えいごう」または「ようごう」と読みます。

漢字の「劫」「返却」「却」と間違えやすいので注意が必要です。

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