この記事では、「河床」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「河床」の正しい読み方は「かしょう」と「かわどこ」どちら
「河床」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている漢字の読みについて、確認します。
「河」の漢字の音読みは「カ」で、訓読みは「かわ」です。
また「床」の漢字の音読みは「ショウ」で、訓読みは「とこ・ゆか」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「かしょう」と読めることが分かります。
また、訓読み+訓読みで繋げれば、「かわとこ」と読め、これが発音しやすくするための音変化の一つである「連濁」と呼ばれる変化をすれば、「かわどこ」と読める可能性があることが分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、この漢字の個別の読みの分析からは判断できません。
さて、「河床」の正しい読み方は「かしょう」と「かわどこ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「河床」の読み方としては、「かしょう」と「かわどこ」のいずれも正しいと言えます。
しかし、「かしょう」と読む場合と、「かわどこ」と読む場合では、少し意味が違って来ます。
次に、その点を説明します。
「河床」の意味
「河床」を「かしょう」と読む場合は、「河の底のこと」を意味します。
土木用語としては、この「かしょう」の読み方が使われています。
一方、「かわどこ」と読む場合には、先に記した「河の底」の意味と、「納涼のために、川の流れに張り出して設けた桟敷のこと」の二つの意味となります。
後者の意味では「かわゆか」と読まれる場合もあります。
「河床」の言葉の使い方や使われ方
・『水によって運ばれた土砂によって、河床が周囲の平地より高くなった河川を天井川と呼びます』
・『京都の川床は夏の風物詩と言えます』
まとめ
「河床」の読み方としては、「かしょう」と「かわどこ」のいずれも正しいと言えまが、「かしょう」と読む場合と、「かわどこ」と読む場合では、少し意味が違って来ます。
「河床」を「かしょう」と読む場合は、「河の底のこと」を意味します。
また、「かわどこ」と読む場合には、この意味にプラスして「納涼のために、川の流れに張り出して設けた桟敷のこと」の意味もあります。