洋服、洋風、洋画、洋楽等、西洋から来たもののイメージが強い「洋」の漢字ですが、この記事では「洋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「洋」に多い読み方は「よう」
「洋」は、主に「よう」ですが、名には、「ひろ」や「ひろし」としても使われています。
意味は、広く大きい海を表しています。
地名としては、岩手県の九戸郡洋野町は「ひろの」町と読み、珍しく訓読みとなりますが、その他で「洋」が使われる地名は、静岡県伊東市の「望洋台」(ぼうようだい)のように「よう」と読むのが多数です。
「洋」の意味について
1つ目は「洋風」「洋食」「洋酒」等、西洋のものという意味があります。
対義語だと「和風」「和食」「日本酒」になります。
また「東洋」の洋には「西洋」の意味は無く、世界を2つに分ける意味として使われています。
元々「遠洋」「大西洋」の様に広く大きな海を表しているのが「洋」なのです。
「洋」が使われる熟語
「環太平洋地域」環太平洋と接する国や島々を指している言葉です。
日本列島、カムチャツカ半島、南北アメリカ、フィリピン諸島等を指しています。
「洋裁」洋服の裁縫の事で、型紙から布を裁断し、縫って仕上げるまでを言います。
「洋菓子」ケーキやシュークリーム等、西洋発祥のお菓子の事で、生クリームを使う生菓子、クッキー等の焼き菓子とカステラの半生菓子の3つの区分があります。
まとめ
「洋」は「よう」「ひろ」と読み、大きな海や水の広がりを表す漢字です。
また、西洋由来の様々なものに「洋」の漢字が入ります。
地名では「よう」が主に使われ、人名では「ひろ」も用いられています。
小学3年で習うので、よく目にする漢字となります。