この記事では、「派手」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「派手」の正しい読み方は「はで」と「はて」どちら
「派手」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「派」の漢字の音読みは「ハ」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「わ(かれる)・つか(わす)」です。
また、「手」の漢字の音読みは「シュ」で、訓読みは「て・た」です。
ここから、二つの漢字を音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「はて」と読めることが分かります。
しかし「手」の漢字には「で」との読みがないことから、「はで」とは読めないのではと思われます。
さて、「派手」の正しい読み方は「はで」と「はて」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「派手」の正しい読み方は「はで」で、「はて」と読むのは間違いです。
先に個別の漢字の読みからは、「はで」とは読めそうにないと記しました。
しかし、実は「はて」が発音を容易にする音変化のひとつの連濁化により「て」が「で」に音変化して「はで」との読みに変化したもので、こちらの方が正しい読み方となるのです。
「派手」の意味
「派手」とは「姿や形や色彩などが華やかで、人目をひくこと」及び「態度や行動などが大げさなこと」を意味する言葉です。
「派手」の言葉の使い方や使われ方
・『彼女はいつも原色の服を着て、派手な格好をしている』
・『彼は転倒した痛さから、人目も気にせず派手に泣きました』
まとめ
「派手」の正しい読み方は「はで」で、「はて」と読むのは間違いです。
また、この「派手」とは「姿や形や色彩などが華やかで、人目をひくこと」及び「態度や行動などが大げさなこと」を意味する言葉です。