この記事では、「満腹中枢」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「満腹中枢」の正しい読み方
「満腹中枢」の正しい読み方は「まんぷくちゅうすう」です。
「まん・ぷく・ちゅう・すう」全て音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「腹」の音読みは「ふく」ですが、「ぷく」と読むのは半濁音化(はんだくおんか)です。
半濁音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、前の語が促音や鼻音の場合、発音し易くする為に後の語の頭が「ハ行」から「パ行」に変化する文法です。
「満腹中枢」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「満腹中枢」は「まんぷくちゅうく」「まんぷくちゅうすい」などと間違って読まれることがあります。
「満腹中枢」について説明
「満腹中枢」とは、「脳の視床下部にあり、人が物を食べる行動を司る中枢神経。
食事して血液に含まれる血糖値の上昇に刺激されると、食欲を抑制する指令を出します。
この指令が大脳に伝わり、満腹感が生じ、それ以上食べずに済む様になるのです。
「満腹中枢」が血糖値の上昇を伝えるまでに約15分かかるとされていますので、食べ過ぎを防ぐ場合は早食いをせず、少なくとも15分以上時間をかけて食べることが大切です。
「満腹中枢」の言葉の由来
「満腹中枢」は「満腹+中枢」で成り立っている語です。
「満腹」は「お腹がいっぱいになること」という意味、「中枢」は「中枢神経系」「神経中枢」の略、「満腹中枢」で「お腹がいっぱいになることを伝える中枢神経系」になります。
まとめ
今回は「満腹中枢」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。