この記事では、「滑落」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「滑落」の正しい読み方は「かつらく」と「こつらく」どちら
「滑落」の熟語を構成する「滑」の漢字は、音読みが「カツ・ コツ」で訓読みが「すべ(る)・なめ(らか)」です。
また「落」の漢字の音読みは「ラク」で訓読みは「お(ちる)」です。
従って、「かつらく」と読ませる場合も、「こつらく」と読ませる場合も、いずれも二つの漢字の音読みを連ねた読みとなり、どちらが正しいのかの推定はできません。
正しい読み方の結論
先に説明した通り、いずれの読みも日本語としては可能性があると言えますが、結論としては「滑落」の正しい読み方は「かつらく」で、「こつらく」と読むのは間違いです。
「滑」の漢字が頭に来る熟語は、滑空(かっくう)・滑降(かっこう)・滑車(かっしゃ)・滑走(かっそう)など、多くが「かつ」が縮まった「かっ」と読むケースが多く、「こつ」と読む熟語としては、「こつ」が縮まった「こっ」と読ませる「滑稽(こっけい)」等、非常に少ないと言えます。
「滑落」の意味
「滑落」の文字通りの意味としては「滑り落ちること」で、「登山の際に足を踏み外したりして、急斜面を滑り落ちること」を意味する言葉です。
「滑落」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は登山中に足を踏み外し、斜面を滑落して大怪我を負った』
・『それほど険しい山でなくても、滑落する恐れがあるので、登山には細心の注意が必要です』
・『なだらかな山道で、彼女は道のわきに咲いている小さな花を摘もうとして、滑落してしまった』
まとめ
「滑落」の正しい読み方は「かつらく」で、「こつらく」と読むのは間違いです。
この「滑落」の意味は、「登山の際に足を踏み外したりして、急斜面を滑り落ちること」です。